粗末な対応は人にしたくないしされたくもない。

Tinderで知り合った男性。最初にお話しした時は楽しかった。ラジオや音楽の趣味がよく合うし、話しやすい。しかも素敵な写真を撮られている。美的センスの合う人は好きだ。もうほぼ100点。

 

金曜日の夜に、次の日の予定聞かれて、タイトなスケジュールを教えた。

なのに土曜の昼に、もしよかったらこれから会いませんかと聞かれた。

ここの苦手ポイント、①え、記憶ないんですか?教えたよね?②当日の誘いは非常に苦手。

でも100点だったから許した。

 

土曜日の遅い時間帯に帰宅し、寒さで震えながら夜道を歩く。暗いし怖いし寂しい。誰かと話したい気分だったが、当然我慢した。

もう23時ですし、寂しいからって知り合ったばっかの人に電話かけてはいけません。粗末な対応はしたくありません。

 

帰宅後、寝る支度を終え、暖かいお布団の中で眠気と拮抗しながら日記を書いてた。書き終わったら早く寝たい。

なのにこの深夜の1時に電話が急にかけられてきた。100点だった、これから限りなく0点に近づくTinderの男性から。

電話を出れば、友達と飲んだ後の帰り道で、寒くて寂しい、誰かと話したい気分になったとのこと。

それはそう、冬だし、私も全く同じ気持ちだ。寒いのか寂しいのかがよく分からない。

ただ、ここの苦手ポイント、③深夜1時のメッセージなし電話。

正直、好意を持っている人から急に電話かけられるのは別に嫌いじゃない。なんなら深夜のお誘いも、酔っ払ってる時にかかってくる電話も、まんざらでもない。

ただ、深夜と事前のメッセージなし無許可電話、せめてどっちかにしてくれ。

片方だったら嬉しいのに、フルコンボはキツい。

こっちはあなたを尊重したいから、寂しいのを我慢しているというのに。

 

しかも酔っ払った勢いか、さらに苦手ポイント④いきなりタメ口、⑤ちゃん付け、とさらに追い討ちしてくる。

もうやめてくれ。あなたは100点だったよ?何もしなくてもあなたは100点だったのに。

上から目線に聞こえるかもだけど、私は素敵だと思ってた人の本性が素敵ではなかった、少なくとも私の価値観とは合わないことを残念に思った。

 

そこから返信を疎かにしていたら、次第に連絡も途絶えた。ですが、2、3週間前からまた連絡が来るようになり、私もそれなりに対応した。

そう、さらに苦手ポイントが出てくる。

 

次の日はライブを観に行くと伝えた上で、ライブ中にメッセージが来た。

「今日誕生日なんだけど電話してくれませんか?」と。

これは本当に最悪すぎるLINE。嫌なLINEベストオブザイヤー。

苦手ポイント⑥、誕生日という武器を手にして相手を脅迫している、相手を悪者にさせていることに何一つ気付いていない。⑦、友達いないんですか?

 

正直、誕生日に触れていなければ、いや、もう少し言い方を変えるだけでいいから、そうしたらまだ大丈夫。

「今日実は誕生日で、一人ぼっちでちょっと寂しいから、少し電話付き合ってくれませんか。」これだったらむしろ愛おしいでしょ。抱きしめたいでしょ。

「今日誕生日なんだけど電話してくれませんか?」(原文のまま)は何回見ても最悪な文面すぎる。粗末な対応は人にしたくないし、されたくもない。

でもまだ我慢できていた。可哀想だから家について電話をかけた。名誉のために言うが、ここで可哀想と言ったのは彼の価値観であって、私は決して一人で誕生日過ごすことを「可哀想」だと思いません。彼の価値観を考慮した上で行動しただけです。

電波のせいか、何故か接続ができず、繋がらない。そう伝えたら、彼からの返信は「残念😢」とだけ。

ここで私の怒りがもうMAXです。は?何が残念だ?話したいって言ったのはあなたですよね?こっちが話したがってるみたいに言うなよ。

意味わからなすぎて電話を再度かけた。今回は同情ではなく怒りのクレーム電話(のつもり)。

出たら眠たそうにしていて、今日は一人でスケボーをしていたとのこと、二人とも誕生日の話に触れずに。

 

正直、誕生日だってのは知っていた。LINEで表示されていたから。隙を見てお祝いメッセージ送っとこうかなとも思っていた。なにせライブを観に行ってるからドタバタしている。

でもこれをやられると、祝う気はもう全くない、お世辞でも言いたくない。強い意志を持って祝わないことにした。

彼もきっと、さらに失望、または不快に感じたでしょう、だから会話もそっけない。もちろん私も全く一緒。

4分話して電話を切った。もう関わることはないでしょう。

 

でも、どれだけ好意を持ってくれている人、好きでいてくれている人に対しても、慢心して粗末な対応をしてはいけない、と痛感させてくれてありがとう。人のふり見て我がふり直せとはつまりこういうこと、俺はこうやって成長していくから。

Tinderのよく知らない男を差し置いて。